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夏期講習2019講師トーク

 

夏期講習2019講師トーク

 

遠野:もうすぐ夏休みですので、夏期講習についてのトークをしたいと思います!しーらん(壱城)よろしくお願いします!

壱城:よろしくお願いします!

遠野:しーらんはクラレスで教え始めて1年だね!1年やってみて・・・どう??

壱城:すごくやり甲斐を感じています!成長が見える時が本当に嬉しくて。毎回レッスンしながら「みんな入ってほしいなあ」と思っています。

遠野:しーらんのレッスン、愛があって大好き!本当にみんな可愛いよね。3月に初めて講師として受験を体験してどうだった?

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壱城:ドキドキしましたよ〜(笑)。受験を経てからみんなを見ると、悔しい思いをした子ほど輝きを増した感じがするんです。不合格の経験って本当に大切ですよね。

遠野:しーらんも落ちた経験ありだよね?

壱城:はい。退団するまで「あの時落ちて良かった」と思ってた!

遠野:そうだよね。受験生を見ていると、みんな落ちることにネガティブになり過ぎだと感じる。発表の時はもちろん傷つくし、ショックだけど、高校3年生以外はもっとすぐに明るく次に向けて頑張ったら良いんだよ。それくらいの強いメンタルじゃないと入団してからもやっていけないし(笑)。もっと辛い出来事たくさん起こるじゃない。

壱城:そうそう、色々ありますよね(笑)。クラレスの先生みんな優しいから、それに甘えていると受験の厳しい現実についていけないかも。

遠野:実は私も今そこを考えてるんだよね。クラレス・・・優しすぎ??まず、怒鳴って怒ってイライラぶつける感じのタイプの方を私が採用しないから、少し柔らかすぎるのかもしれない。

壱城:そうかもしれないですね。入学や入団して出会う先生達よりは明らかに優しいです(笑)。

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遠野:私は「どうしてできないの!」と怒るより、どうしたらできるようになるのかを要領よく冷静に伝える方が良いと思っているんだ。萎縮すると余計できないということもあるし。それに怒られないとできないなんて、受験生としてどうかと思うしね。でも、人に引っ張ってもらわないとモチベーションキープできない子もいるから、今年度は3月に向けてこれまでより少し厳しく指導してもらうように、全ジャンルの先生にお願いしようと思う。特にダンス系は厳しくレッスンしてほしいな。

壱城:わかりました!夏期講習、厳しくやります。

遠野:今年度、クラレスはたまたま若い学年の生徒さんが多いんだ。昨年度は高校3年生が多かったし、合格者も6名いたから、今年度に入って「レッスンで良い雰囲気を作ってみんなを引っ張っていくお姉さんたち」がいなくなったなあと感じるでしょ?少し講師が引っ張らないといけないかもしれない。

壱城:そうですね。みんなも若くてももっと前にガンガン出てきたら良いのに。遠慮していたらタカラジェンヌに向かないし。

遠野:そうだよね。夏期講習では講師も生徒も一緒にお互いを高められるレッスンにできたら良いね!

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遠野:夏期講習のジャズのレッスンについてトークしたいな。どんなレッスンにする予定?

壱城:みんな、振りの形がおかしいのに気がつかないのか、わかっていてもどこが違うのか瞬時にわからないのか?とよく思うんですよね。観察力がないというか。そこを変えられたらなあと思うんです。

遠野:今年度特にジャズが苦手な生徒さんが多いからね・・・。ジャズは夏に一番強化したいなと思っているんだ。

壱城:ですよね。あと、基本的なことだけどできていない子が多いのが、「心からの表情」。楽しい曲、綺麗な曲、スローな曲・・・それぞれ曲と振りに合った表情をしてほしい。作った表情じゃなくて。表現者として踊ってほしいなと思います。

遠野:意外とみんな曲や振りで表情変えたり、振りのニュアンス作ったりが苦手だよね。やったほうがただ振りをカウント通りに踊るより楽しいのに。

壱城:そうですよね!表現するって楽しいですよね。夏期講習で、「踊っていて楽しい」を育てたいと思います!

遠野:ジャズだけでなく、他のジャンルでも同じことが言えるよね。クラレスでは4月からコンテンポラリーを取り入れているけど、まさにそこが磨かれたら良いなと思って。「踊っていて楽しい」、ぜひ夏期講習で感じてほしいね!

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遠野:前回の受験の話をもう少しさせてください!

壱城:たくさん受かってよかったけど、とても惜しかった高校3年生たちもいましたね。

遠野:本当に。クラレスの合格者たちを見て共通点はあるかな?

壱城:綺麗で品がある子が多かったですよね。あとは色気があったり、キャラクターがはっきりしている子。

遠野:そうだね。子供っぽい子が少なかったかな。やっぱり面接は大切だなと最近改めて思うんだよね。1~3次全てである科目だし。

壱城:私、本科生の時に面接の会場にお手伝いで入っていましたが、先生たちの評判が良くない面接っていうものがあって・・・

遠野:わかる(笑)。初めてクラレスに来る受験生でよくやっている人がいる変な話し方の面接だよね?そんなのどこで覚えたの?と訊くと、過去の受験の時に周りの受験生がやっていてとか、受験生密着の動画見てとか、見よう見まねで「面接はそういうものだ」と思い込んだらしいんだ。先生たちが嫌がるのわかる(笑)。だって全然個性や本人の人となりが見えないし不自然なんだもん(笑)。あの「THE 受験生」っていう感じの面接の癖を取るのにとても時間がかかるの。

壱城:何も知らずに真っさらできてくれた方が良いですよね。あと、上っ面でなく宝塚愛を前面に出してほしいです。3次面接では宝塚を深く知っていることや、好きな気持ちが出ることがとても大切だなと思います。

遠野:そうだね。3次面接のレッスンの時にその辺りのやり方もレクチャーしていくね。

壱城:面接以外でもそうなんですが、ただの「ファン」というよりもう一歩踏み込んで、「こういうタカラジェンヌになりたい」というビジョンを持ってほしいです。私、在団中にプロデューサーから「壱城さん、こういう役をつけたいともっと演出家に思わせないと」と注意されたことがあって。

遠野:それは素晴らしいアドバイスだわ。

壱城:受験生も「こういう男役さんになりそうだな」とか「こんな役が似合いそうだな」と先生方に思わせられたら強いと思うんです。

遠野:うん。そういうことを自分の中で考えてほしいね。夏期講習中に、技術はもちろん、精神的にも色々な意味で成長してもらえうように、私たちが背中を押していこう。

 

 

最後に、夏期講習を受けるにあたって、みんなにこういう心構えで来てほしいみたいなことはありますか?
 

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壱城:私はとにかく踊りを通して一人一人の個性、性格を知っていきますので、受け身ではなくどんどん自分を表現して全力でぶつかってきてほしい。私はいつも宝塚受験をゴールと思ってレッスンしていません。みんなが合格してタカラジェンヌになったときのことを考えながらレッスンしていますので、厳しいことも言うかもしれないけれど何があっても諦めないでついてきてほしい!!

遠野:私も夏期講習は少しだけ厳しくしていこうと思います。「まだ夏だから」という気持ちがみんな少なからずあると思うので。あと、とにかく怖がらずガンガン自分を出してほしいです。大人しくレッスンしないでほしい!この夏にたくさん前進できるように頑張ろう!!

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外観:入口写真

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